痔に対するジオン(ALTA療法)

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痔に対するジオン(ALTA療法)はじめました。 -消化器外科-

ジオン®(アルタ)注による治療について

ジオン®(アルタ)とは
  • 内痔核(いぼ痔)に対して2005年より可能となった新しい治療法です。
  • 適応:脱出を伴う内痔核です
  • 脱出を伴う内痔核に対して初めて効能・効果を有する注射薬であり、今まで手術以外に治療法の無かった、脱出する痔核に対して画期的な治療法です。

硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸水溶液(ミョウバン)の2%希釈液であり、頭文字からアルタと呼ばれます。
注射成分により痔核への血流遮断作用、止血効果と痔核の縮小効果がみられ、痔核の脱出を消失させます。

効果

投与後

1か月かけて痔の脱出が改善します(早い方では注射後2~3日で効果が表れます)
適応:脱出を伴う内痔核(特に手で押しても戻らない、常時脱出している内痔核が適応となります)。手術に比べても効果は同等です。当院では1泊2日の入院で施行しております。

副作用

肛門からの出血、肛門部の疼痛が低確率ですがみられます。
またジオン注の作用として、肛門部の硬結が見られますがジオンに伴う生理的な現象で悪影響はありません。

他治療との併用上の注意

ジオン注射薬を投与していけないのは次の患者です。

  • 妊娠している方
  • 授乳している方
  • 慢性腎不全で血液透析 腹膜透析を受けている方

ジオンを患部に注射する手技(四段階注射法)は難度の高い技術のため、この技術の教育を受けた医師が在籍する施設でないと治療ができません。
どの病院でも気軽に受けられる治療法ではありません。

さらに詳しく知りたい方は、イージーネットへ(外部サイト)»

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