脳血管内治療センター

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蘇生会総合病院 脳血管内治療センター

01 脳動脈瘤

病状

延髄外側の小梗塞で発症した女性。偶然に発見された未破裂脳動脈瘤。

検査方法と結果

脳動脈瘤はいびつな形をしていることが3D-DSAで明らかになる。

MRI-DWI(拡散強調画像)

MRI-DWI(拡散強調画像)により、延髄外側の小さな病変が原因病巣として捉えられます。

MRAにおいて、両側の内頸動脈後交通動脈分岐部に脳動脈瘤が認められます。

MRAにおいて、両側の内頸動脈後交通動脈分岐部に脳動脈瘤が認められます。

MRAは、大動脈弓部から頭蓋内の血管まで描出することができます。

MRAは、大動脈弓部から頭蓋内の血管まで描出することができます。脳動脈瘤が描出されているのがわかります。

脳血管造影写真

脳血管造影写真:左内頸動脈造影、側面像、動脈相。内頸動脈後交通動脈分岐部に比較的丸い脳動脈瘤が描出されます。

脳血管造影3D画像

脳血管造影3D画像。脳動脈瘤が丸い形状ではなく、くびれを持った2こぶの瘤であることがわかります。

脳血管造影3D画像

脳血管造影3D画像。脳動脈瘤のネック(脳動脈瘤の膨らみの入り口のところ)の状態を観察しています。脳動脈瘤のネックから後交通動脈が分岐していて、ネックが広いことがわかります。

脳血管造影3D画像

脳血管造影3D画像。上記の角度での脳血管内手術は行なう事ができないため(3D画像はコンピューター画面上自由な角度から観察できるが、手術を行なう場合にX線透視が可能な角度には制限がある。)、実際に手術可能な角度での3D画像を示している。この角度で手術を行なう場合に2つの瘤がかさなることがわかる。

脳血管造影3D画像

脳血管造影3D画像。脳動脈瘤を後方から見た図。脳動脈瘤のくびれの状態がよく観察できる。

手術方法と結果

脳動脈瘤コイル塞栓術を実施。

脳血管造影写真

脳血管造影写真:脳動脈瘤コイル塞栓術終了時の左内頸動脈側面像。脳動脈瘤は描出されていない。

脳血管造影3D画像

脳血管造影3D画像。脳動脈瘤コイル塞栓術終了時に行なっている。2こぶの脳動脈瘤は描出されていない。

脳血管造影写真

脳血管造影写真:左内頸動脈造影側面像(通常の造影剤が注入された血管のみを描出する方法とは異なり、脳動脈瘤内に充填されたコイルや頭蓋骨が一緒に描出されている。脳動脈瘤コイル塞栓術直後の画像。

脳血管造影写真

脳血管造影写真:左内頸動脈造影正面像(上記と同条件)。脳動脈瘤内に充填されたコイルが描出されている。

患者様のその後

術後4年半を経過して著変なく経過良好である。

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