皮膚の老化について
皮膚の老化の原因は加齢、日光の被曝、ホルモンバランスのくずれ、排気ガス、喫煙、化粧品などいろいろな要素があります。そして老化した皮膚は正常な皮膚のターンオーバーができなくなってきます。
正常な皮膚は28日に1回新しい皮膚にうまれかわり、古くなった角質はあかとなって外に出ていきます。
正常な皮膚のターンオーバーができなくなると、どうなるのでしょう?
ターンオーバーとは皮膚の下(真皮)から上(角質)に押し上げるカですが、上に押し上げられなくなった皮膚は、メラニンが残りやすくなり(シミの原因)、皮膚の中のコラーゲンが減少し(はりがなくなる)、古くなった角質は水分を失って(小ジワの原因)となってしまいます。
ピーリングをする意味
こうした皮膚の老化によるターンオーバーを薬で強制的におこすのがピーリングです。ピーリングは古くなった角質の一部を薬品で溶かし、皮膚の再生機構を促 します。角質を薬品で溶かすことで、皮膚の深いところ(真皮)から新しい皮膚を作ろうとするので、コラーゲンが増え(ハリの改善)、メラニンを角質に排泄 し(シミの改善)、新しくなった角質は水分量が増えます(小ジワの改善)。
また薬品自体にも線維芽細胞に働いてコラーゲンをつくり、メラニンを作りにくくする作用があります。
ピーリングがよく効く方
- ニキビ、ニキビ跡
できてしまったニキビにピーリングは良く効きます。
ニキビ跡も1~2クールで効果が出てきます。 - 小ジワ、ハリ
皮膚のキメや化粧のりを改善。
深いシワは表情筋のせいなので効きません。
イオン導入されるとさらにハリが良くなります。 - シミ
角質内や表皮にあるメラニンはターンオーバーを促すことで、うすくなります。皮膚の深いメラニンには効きません。
ハイドロキノン外用剤を使うとさらに効果的です。
(ハイドロキノンローションも販売しております:3ml入りローション3,300円(税込))
ピーリングできない方
以下の方は残念ながらピーリングできません
- 日焼け止めや帽子、日傘などの日光遮断ができない方
- 妊娠中や授乳中の方
- ケロイド体質の方
- 施行部位にウイルス、細菌、真菌感染のある方(ニキビをのぞく)
- 施行部位に放射線治療されたことがある方
- 日光過敏症の方
- レチノイド内服や外用をしている方
- アトピー性皮膚炎の方
ピーリングの手順
では実際にピーリングをする時、どのような手順で行われるか簡単に説明します。
- 洗顔していただきます。
- 薬品をつけます。(約5分)
- 中和したあと、また洗顔していただきます。
- 氷水で20~30分ほど冷やします。
- イオン導入される方はイオン導入します。(約7分)
- 終了後、皮膚の診察後、すぐに日焼け止めなど基礎化粧品、化粧品をつけていただけます。
1時間以内で終了し、終わった後はすぐにお化粧していただけます。
※ピーリング前後のスキンケアーの仕方については、皮膚科外来にて説明します。
ピーリングの費用
初回 | ¥5,500(税込) |
2回目以降 | ¥7,700(税込)※イオン導入あり ¥5,500(税込)※イオン導入なし |
- 別途診察料¥2,200(税込)が治療ごとにかかります。
診察料は初診・カウンセリング時を除き、前払いとなります。
キャンセルの場合、診察料はキャンセル料として取り扱わせていただきます。 - 1クール6回です。2週間おきに1回となります。
- 完全予約制です。毎週火曜日午前9時~12時
予約方法
ピーリング外来は、予約センターへお電話にてご予約下さい。
(受付時間:午前9時~午後5時 日・祝日を除く)
※1週間のケアが必要なため、実際の治療は2回目からになります。
※ピーリング外来は完全予約制です。
電話:0570-071-101(内線1001)