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Disease

疾患情報

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症状について

膵臓癌は膵頭部癌と膵体尾部癌に分類されます。膵頭部にできた膵頭部癌では黄疸(体が黄色くなること)などの症状が見られることがあります。進行膵頭部癌では十二指腸閉塞により嘔吐を伴います。その他、急激な体重減少や腹痛などで見つかるケースもあります。また糖尿病の患者さんにおいて血糖コントロールが急に悪くなった場合に膵臓がんが関与しているケースもあります。

検査について

  • 血液検査
  • 腹部CT検査
  • MRCP検査
  • 内視鏡下逆光性胆管膵管造影検査(ERCP)
  • 超音波内視鏡検査(EUS)

治療について

手術療法

腫瘍の場所により術式は変わります。膵頭部癌では膵頭十二指腸切除術が標準治療です。この手術では膵頭部と十二指腸、胆嚢・胆管だけでなく胃の一部もまとめて切除します。膵体尾部癌では膵体尾部とともに脾臓をまとめて切除します。いずれの手術においてもリンパ節郭清が必要となります。膵臓癌は進行した状態で見つかる場合も多く、血管合併切除や他臓器合併切除を積極的に行うことで切除率を高めています。また、膵臓の低悪性度腫瘍に対しては、縮小手術やより可能な限り侵襲を軽減した手術を追求しています。

化学療法

抗癌剤、分子標的薬を用いた治療法です。当院では膵がん診療ガイドラインに準拠して行います。切除不能膵癌、遠隔転移膵癌が対象ですが、局所進行膵癌では化学療法により腫瘍が縮小し切除が可能となる場合があります。また、進行膵癌では術前化学療法や外科的切除後の再発予防のために術後補助化学療法を行います。

放射線療法

手術ができない局所進行例で抗癌剤と組み合わせて行います。症状緩和のために照射することがあります。当院ではサイバーナイフセンターと連携して適応、照射範囲、照射量を決定し治療にあたっています。

かかわる診療科部門

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