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脳ドックのご案内

近年の高齢化社会にともない脳卒中や認知症の増加が大きな問題となっています。ほとんどの方が「脳の病気で辛い思いはしたくない」と願っているものです。脳ドックは「脳」に焦点を絞って、その状態を詳しく調べる専門ドックで、磁気共鳴(MR)検査が主な検査となります。症状が現れる前に脳の病変や危険因子を発見し、脳の疾患を予防することを目的としています。

当院脳ドックの特徴

  1. 世界初のMRA脳ドック
    1990年に磁気共鳴血管撮影(MRA)を用いた脳ドックを始めました。
  2. 最高級MR装置での検査
    開設当初は世界最高性能MR装置を設置し、2007年7月には臨床最高機種の3テスラ装置を導入しました。
  3. 経験豊富な放射線科専門医、脳神経外科専門医が担当
  4. モニターを用いた分かり易い画像説明
  5. 発見された病変に対し、治療・経過観察を行っていく万全の体制

蘇生会総合病院が日本脳ドック学会の脳ドック施設に認定されました

脳ドックは健康診断ですから自由診療になります。法的な規制がありませんので、脳ドックと掲げて様々なレベルの健康診断が行われているのが現状です。そのような中で、日本脳ドック学会は、脳ドックが脳卒中・認知症をはじめとする脳疾患の予防・早期発見に有効かつ効率的に機能することを目的とし、学会のガイドライン(2008年)に準拠している施設に対して認定制度を開始しました。
2009年より応募施設に対して厳正な審査が開始され、2010年4月に全国で130施設が日本脳ドック学会による脳ドック施設と認定されました。MRI・MRA画質のクオリティが診断に不十分と判断された施設、検査項目に頸動脈検査が行われていないなど検査項目が不十分な施設、検査結果の通知が通知票のみで面談が行われていない施設などが認定から外れました。

脳ドックで病気が見つかった時は

脳ドックを受診され、症状がまだ現れていない無症候性脳梗塞が見つかった場合は、 危険因子を調べて治療すれば予防できます。一般に高血圧、糖尿病、高脂血症、心疾患、タバコなどが危険因子ですが、画像の説明時に生活指導を致します。 動脈硬化が進行していれば、抗血小板薬(血栓を出来にくくする薬)の服用が脳梗塞の予防に有効です。頚・脳の主要動脈に高度の狭窄が発見された場合には、血管を拡げたり、バイパスを作ることで大きな脳梗塞の予防が可能です。脳動脈瘤が発見された場合には、破裂の危険性が高いと推定される動脈瘤を治療することで、くも膜下出血は確実に予防できます。認知症が疑われた場合には専門外来を紹介致します。当院では病変の早期発見だけではなく、優れた職員により、その後の治療・経過観察を行える体制を整えております。

「3テスラMR」

これまでは1.5テスラMRが臨床最高装置でしたが、その2倍の磁場強度を有する3テスラ装置が登場しました。3テスラMR装置は大変高価なため、 限られた少数の施設にしか設置されていません。この3テスラ装置では短時間に高分解能画像が得られ、従来の装置より微細な病変の検出が可能となりました。また脳の撮影方法も増え、より詳細な脳検査を受けていただけます。
脳ドック特別コースは3テスラMR装置での検査で、アルツハイマー病早期診断、頚部血管超音波検査なども含め、脳ドックの中では最高レベルのコースとなっています。

MR画像統計解析

当院脳ドックでは、MR画像統計解析オプションを用意しています。三次元MR画像から脳の容積をコンピュータ解析し、アルツハイマー病に特徴的な海馬傍回の萎縮の程度を数値で表すものです。(50歳以上の方を対象としています。)

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