NSTとは
NSTとは、Nutrition Support Team（栄養サポートチーム）の略で、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士・歯科医師・歯科衛生士など多職種で構成し、それぞれの専門職が協同し栄養サポートを行うチームのことです。栄養状態が悪いと病気の回復が遅くなり、合併症を引き起こしたり、褥瘡（床ずれ）ができやすくなります。NSTでは低栄養、食事摂取不良、嚥下困難、褥瘡（床ずれ）等の患者さんを対象に、チームで栄養サポートを行い、主治医に栄養療法の提案をしています。
当院のNST活動について
週１回、多職種によるカンファレンスと回診を開催しています。現在の食事内容、摂取状況、嚥下機能などの情報交換・情報共有を行い、栄養状態や褥瘡（床ずれ）等の改善のための提案を行っています。また当院には、歯科・歯科口腔外科が備わっていますので、歯科医師・歯科衛生士による口腔内の観察や口腔ケア、義歯調整等の提案も行っています。
活動メンバー（2024年2月現在）
| 医師 | 3名 （１名副院長・日本臨床栄養代謝学会認定指導医・病態栄養専門医 １名歯科部長 １名外科医長） |
|---|---|
| 看護師 | 2名 （栄養サポートチーム研修受講者・脳卒中認定看護師） |
| 薬剤師 | 2名 （１名NST専門療法士・１名栄養サポートチーム研修受講者） |
| 管理栄養士 | 10名 （5名NST専門療法士・1名栄養サポートチーム研修受講者） |
| 歯科衛生士 | 2名 （１名栄養サポートチーム研修受講者） |
| 言語聴覚士 | 1名 |
| 臨床検査技師 | 1名 |
実績
- 2006年4月より日本栄養治療学会（旧：日本静脈経腸栄養学会）のNST稼働施設認定をうけ、定期的な活動を継続しています。
- 2019年4月より日本栄養治療学会（旧：日本静脈経腸栄養学会）のNST認定教育施設認定をうけ、NST専門療法士取得に必要な研修を実施しています。
- 2022年４月より日本病態栄養学会・日本栄養士会のがん病態栄養専門管理栄養士研修実地修練施設認定を受けています。
