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基本情報

血液透析(血液浄化)は、血液を体外に導き出し、血液中の毒素や水分を除去し、体内に返す治療です。血液透析は1回4~5時間の治療を週に2~3回行いますが、よりよい自己管理を行いながら、仕事や旅行、スポーツへと生活の幅を広げることができます。 

当院は、昭和47年に人工透析室として開設後、入院患者さん及び外来患者さんの血液透析に携わってきました。平成19年からは『血液浄化センター』として名称変更しました。今後も長期治療の必要な患者さんに対し、思いやりの気持ちを忘れずに患者さんのQOLの維持・向上のお手伝いができるよう、職員一同、力を合わせていきます。 

 透析診療時間 

透析診療時間:月曜日~土曜日 午前・午後の2クール ※緊急透析も可能です。

透析診療時間
午前
午後

状況によりご希望にそえない場合がございます。施設見学など、お気軽にお問合せ下さい。

医療設備 

全自動溶解装置 

当院で使用している溶解装置は、ボトルの開封から溶解まで機械により全自動で行われています。そのため、ほぼ無菌状態にて透析液を製造することができます。作られた透析液は供給装置にて各透析装置へと送られます。 

人工透析用逆浸透精製水システム 

水道水や地下水を逆浸透により精製し、透析治療用に軟水化させる機械です。 

全自動pH/血液ガス分析装置 

当院では血液ガス分析装置を用いて透析液の濃度やPH等が適正な状態であるか検査しています。また、透析液だけでなく、血液データ(電解質など)の結果をすぐに確認したい際にも使用します。 

透析装置 

日機装メーカーを使用しております。患者さんの状態に応じてHDやオンラインHDFなど最適な治療方法を選択させていただきます。ベッドの他にリクライニングチェアでの透析が可能です。高さや足腰の角度が自由に調整可能であり、楽な姿勢をとることができます。 

臨床工学科からのコメント 

当院の血液浄化センターは全自動の透析装置を40台設置し、午前・午後の2クールでHD、OHDFの治療を提供しています。臨床工学技士は、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、透析の穿刺から機械操作、透析中の機器の観察を行っています。透析機器をいつも安心して使用できるように、定期点検やメンテナンスも行っています。また、透析ではとてもきれいな水が必要となるため、私たちは毎朝、水の状態が治療に適した状態であるかチェックし、毎月エンドトキシン、生菌がいないことを確認しています。 

そのほか、定期的に行われる採血の結果を職員内で話し合い、一人一人に寄り添った治療条件や膜を提案し、最良の治療を提供できるように心がけています。透析をするために必要不可欠で命綱となるシャント血管を長期的に維持するため、超音波診断装置を用い侵襲なく検査を行ったり、透析患者で合併していることが多い末梢動脈疾患で起こる足病変の早期発見のためのフットケアなどを、看護師・医師だけでなく臨床工学技士も介入し、チーム医療の一員として行っています。 

医師紹介

血液浄化センター長
村上 省吾

日本内科学会 認定内科医 
日本内科学会 総合内科専門医 
日本循環器学会 認定循環器専門医 
日本高血圧学会 指導医 

血液浄化センター副長
松田 拓久

日本内科学会 総合内科専門医 
日本腎臓学会 専門医 
日本透析医学会 専門医 
医学博士 

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