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基本情報

病気が疑われる物忘れとは

誰でも中高年になると脳は徐々に老化し、記憶力は衰え、物忘れが多くなってきます。例えば「人の名前が思い出せない」「前日の夕食に何を食べたか思い出せない」などです。これらは誰にでも起こる加齢に伴う生理的な物忘れで、特に心配する必要はありません。生理的な物忘れでは、体験の一部だけを忘れるのが特徴です。 従って忘れの程度は軽く、落ち着いて考えれば思い出すことができます。このような生理的な物忘れは、脳の中に保存されている情報を、必要に応じて取り出す能力が上手くいかないために起こります。仮に思い出せなかったとしても、それらの記憶は情報として脳の中に保存されているので、情報を教えてもらえば「そうだった」と納得することができます。また本人も自覚があるので、メモにとるなどの対応で社会生活への適応ができます。

一方、認知症などで起こる病的な物忘れでは、単なる老化の範囲を超えて急速に進行します。新しい情報を脳に取り込み保存する能力が障害され、その結果、見たり聞いたりしたことを記憶に留めておくことができず、体験を丸ごと全部忘れてしまいます。そのため、「食事をした」という経験自体を忘れてしまったり、自分がいる場所や家族が分からなくなったりします。本人に自覚がないことも多く、対策を立てようとしないため社会生活に支障をきたしやすくなります。

物忘れ外来での診察

物忘れ外来では、まず問診(身近にいる人から話を聞きます)や認知機能検査(簡単なテストです)をします。さらに脳の画像検査(MRI)・脳血流検査(SPECT)などの認知症画像検査・血液検査・尿検査などをおこないます。これらの結果をもとに、心配のない物忘れか、物忘れの原因となる病気があるのかを総合的に判定します。

多くの患者さんはご家族がその変化に気づき受診されていますので、ご心配な状況がございましたら、お気軽にご相談下さい。

診察日

2階 脳神経内科外来

  • 毎週月曜日(14:00~16:00)(完全予約制)担当:福田医師
  • 毎週木曜日(14:00~17:00)(完全予約制)担当:生天目医師

1階 精神科外来

  • 毎週火曜日(14:00~15:00)(完全予約制)担当:渡辺医師

医師

  • 生天目医師(脳神経内科)
  • 福田医師(脳神経内科)
  • 渡辺医師(精神科)

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