基本情報
2025年度より、当院の脳神経外科は新体制へと移行し、さらに高度な治療に対応できる環境を整えました。
当院は20以上の診療科を有する総合病院であり、多角的な視点から患者さん一人ひとりの問題に向き合います。大病院にはない、各診療科間の密な情報連携により、小回りの利いた診療が可能であり、患者さんにとって最適な治療の選択肢を提供します。従来より充実していた脳血管内治療に加え、頭蓋底外科手術、脳血管再建手術、神経内視鏡手術といった高度な技術を要する手術にも対応可能となり、より幅広い脳神経外科疾患に対する治療を実現しました。
さらに、救急科の拡充により、救急受け入れ体制も大幅に強化。病気に苦しむ患者さんへ、一刻も早く適切な治療を届けることが可能となりました。
私たちはこれからも、患者さんの負担を最小限に抑えながら最先端の治療を追求し、地域に貢献できる脳神経外科チームを目指してまいります。
24時間体制の脳神経外科治療
~一秒でも早く、最善の治療を~
「Time is Brain(時間=脳)」という言葉があります。とくに脳血管障害は、一分一秒を争う疾患であり、治療の遅れが患者さんの回復に大きな影響を及ぼします。
当科では、24時間365日、救急対応が可能な体制を構築。脳卒中や重篤な脳疾患の患者さんに対し、速やかに最善の治療を提供できる環境を整えています。
高難度手術の安全性と低侵襲治療の追求
脳神経外科疾患は、極めて繊細で高度な専門知識を要する領域です。当科では、経験豊富な専門医が最先端の技術を駆使し、通常の治療では対応が困難な疾患にも挑戦しています。
一方で、低侵襲性を追求すればするほど、病気の根治性や治療の安全性が犠牲になることも避けられません。当科では、この相克関係を十分に考慮し、患者さんにとって最もバランスの取れた治療法を選択できるよう努めています。
また、私たちはただ病気を治すだけでなく、患者さんの負担を最小限に抑え、整容(美容)面にも配慮した手術方法を積極的に採用。身体への負担を軽減し、より早い社会復帰を目指します。
納得のいく脳神経外科治療を、患者さんとともに
脳疾患には、複数の治療選択肢があります。しかし、その選択には医師の専門性や経験が大きく関与するのも事実です。
当科には、各分野のエキスパートが集結し、それぞれの知識と技術を活かしたチーム医療を提供しています。病気の根治性、治療の安全性、患者さんの負担を考え抜き、最適な治療法を提案します。
脳外科治療は、患者さんの人生そのものに関わる重大な決断です。ただ病気を治せばよいのではなく、治療後の生活の質(QOL)まで考慮したベストな選択が必要です。そのため、私たちは患者さんとご家族が十分に納得できるまで徹底した話し合いの時間を設け、一緒に最善の治療方針を決定します。
担当医の紹介
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津田 永明
Tsuda Eimei
役職:理事長
所属診療科:脳神経外科
専門分野:総合診療
医学博士
麻酔科標榜医
日本医師会認定産業医
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長澤 史朗
Nagasawa Shiro
役職:院長
所属診療科:脳神経外科
専門分野:脳神経外科・脳ドック診断
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野田 公寿茂
Noda Kosumo
役職:副院長・脳神経外科主任部長
所属診療科:脳神経外科
専門分野:
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
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野村 耕章
Nomura Hiroaki
役職:脳神経外科部長
所属診療科:脳神経外科
専門分野:脳血管障害および脳腫瘍の治療
医学博士
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本脳卒中学会 専門医
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松原 功明
Matsubara Noriaki
役職:脳神経外科部長・脳血管内治療センター部長
所属診療科:脳神経外科・脳血管内治療センター
専門分野:脳神経血管内治療・ 脳卒中/脳血管障害
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
日本脳卒中学会 脳卒中専門医
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安田 宗一郎
Yasuda Souichiro
役職:脳神経外科医員
所属診療科:脳神経外科
専門分野: