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基本情報

脳卒中とその関連疾患(脳血管障害)が、おおよそ全体の50数%

脳神経外科が担当する一番多い疾患は脳卒中とその関連疾患(脳血管障害)でおおよそ全体の50数%を占めます。脳卒中は脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血と呼ばれる突然発症する疾患で、症状は呂律が回らない、手が痺れる、手足の力が入らない、ものが見えにくい、眩暈がするといった症状が一過性に出現する場合から、いきなり昏睡状態となる場合まで様々です。

当院では、脳血管領域を専門とする脳神経外科専門医が5名在籍しています。

脳血管内領域の医師が多数在籍

当科は令和3年から職員の増員に伴い脳血管内治療指導医2名、脳血管内治療専門医1名、脳血栓回収療法実施医1名、脳血管内治療トレーニング中の医師1名の5名全員(5名すべて脳神経外科専門医)がこの領域にチームを組んで取り組んでいます。

脳卒中が生じてから元の状態に戻ることは容易なことではないので、それを予防するための治療を積極的に取り組んでいます。危険因子と呼ばれる高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、といった生活習慣病と呼ばれる疾患の管理はもとより、明らかになった動脈硬化性狭窄病変の拡張やくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤に対する治療を脳血管内治療を中心に行っています。

三叉神経痛(顔面痛)・片側顔面けいれん

三叉神経痛と顔面痙攣は、脳神経(三叉神経と顔面神経)が血管(主に動脈ですが、静脈も含まれることがあります)に強く圧迫されることで引き起こされる疾患です。これらの疾患は放置しても命に関わるものではありませんが、痛みや痙攣による苦痛は、日常生活に支障をきたす症状です。手術によってこれらの症状が改善されると、患者さんの喜びは特別なものです。
三叉神経痛と顔面痙攣の外科治療はその状況により手術の難易度が大きく変わり、それを専門とする医師を招聘して密接な連携をとり2018年から継続して提供しています。

他診療科との院内連携

その他には、頭部外傷、片頭痛などの頭痛疾患、正常圧水頭症、脳腫瘍、脳膿瘍などの感染症、脳卒中後のてんかん、脳脊髄液減少症、など多岐にわたります。

患者さんの昨今の高齢化は、様々な疾患を併存していることが多く、他診療科との連携がなければ良好な結果を提供することが難しく、それを叶えられる環境が整えられており、病院一丸となって良い結果を提供できるように取り組んでいます。

担当医の紹介

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