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脳血管内治療センター

TOP / 診療科・部門 / センター / 脳血管内治療センター / 症例)数ヶ月続くふらつき感

来院理由

数ヶ月続くふらつき感を主訴に当院内科を通院。日曜日に症状増悪し当院救急外来を受診した。

検査方法と結果

左から順に図1、図2
図3
図4
図5
Post op
図6
  • 図1: 救急外来受診時の頭部CT:左頭頂葉に脳内出血を認める。
  • 図2: 入院時MRA: 脳出血部位の他に左横静脈洞、ラベ静脈が描出されている。動静脈シャントが横静脈洞で生じ、脳静脈へ動脈血が逆流している所見で、硬膜動静脈瘻が疑われる。
  • 図3: 脳血管造影検査:上から順に、椎骨動脈造影(正面)、総頸動脈造影(正面)、外頸動脈造影(側面)を示している。矢印の部位で動脈から静脈への短絡(シャント)が生じ、脳静脈へ動脈血が逆流する所見を示す。シャント部位は、解剖学的に同一部位。
  • 図4:脳血管内治療:外頸動脈に選択的にカテーテルを誘導してシャント部位を造影しながら、経静脈的(右大腿静脈から右頸静脈、右S状静脈洞、右横静脈洞、右静脈洞交会、左横静脈洞へとマイクロカテーテルを誘導)にシャントポイントをコイルで閉塞。
  • 図5:術直後の単純レントゲン写真によるコイルの位置と脳血管造影によるシャントの消失が確認される。ラベ静脈の順行性血流が確認される(矢印)。
  • 図6:術後のMRA: 脳内出血の病変を除き、当初認めていた動静脈シャントは消失している。

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