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画像診断センター

X線CTは、X線を体の外側から照射し、人体の輪切りをコンピューターで解析して画像化する装置です。

PHILIPS社製のIngenuity CoreとIncisive、2台の64列マルチスライスCTを設置しています。マルチスライスCTでは短時間に0.625mmの非常に薄い断面の画像を多量に撮影することができます。

撮影時間の短縮は検査を受けられる患者様の負担軽減につながります。薄い断面での撮影は、より微細な病変の検出に有利になります。
また従来のX線CT装置に比べ低線量での撮影が可能となるiDose(アイ・ドーズ)を搭載しており、検査時の被ばくを最小限に抑えます。
64列マルチスライスCTは特に心臓の撮影に優れた性能を持っており、カテーテル検査なしに心臓血管(冠状動脈)を鮮明に描出します。

そしてX線CT検査室にはFUJI FILM社製ワークステーションが配置されており、心臓血管や全身の様々な部位の3D(三次元)画像が作成でき病変部位の立体的な把握に役立てています。

装置の主な特徴

装置の主な特徴として以下の項目があります

  • 従来の寝台より低くベッドが下がること、より広く設計されていることで患者様の負担軽減になります。
  • O-MAR
    体内に金属が入っている時に発生するノイズを抑制する機能(O-MAR)があり、その金属から発生するメタルアーチファクトを大幅に低減する効果があります。
  • Liver Boost
    必要な範囲を認識して線量を増やすことで、画質を担保しつつ、それ以外は少ない線量で撮影をすることができます。それにより、被ばく線量を低減することが可能となりました。
  • Precise Image
    AI・人工知能の技術を利用した次世代の画像再構成を用いることにより更に大幅に被ばくを低減しつつ高画質な画像を提供することができます。 

心臓 冠動脈像

心臓 冠動脈像
心臓 冠動脈像

腹部動脈3D画像

下肢動脈3D画像

解離性腹部大動脈例(3D処理像)

手関節 骨折例(3D処理像)

脊椎3D画像 圧迫骨折症例

固定具装着状態の画像

アーチファクトの無い鮮明な画像が得られている(O-MAR使用)

肺 断層像

約15秒で全胸部1mmスライス画像が得られる

得られた輪切りデータから任意の方向の画像を得る

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